Mirai Investment Laboratory

MT4を使用した自動売買投資システムの研究所

大統領選挙後の相場は。。

おはようございます。相変わらずの厳しい相場ですね。11月3日から始まっている米国大統領選挙ですが両陣営とも負けを認めず現在でも続いてます。CNNなどの大手メディアではバイデン氏の当確を報道していますが、トランプ氏陣営からの訴訟、各州で集計のやり直しを行ったりで、最終決着がいつになるのか分からない様相です。米国での選挙権がありませんので、こちらとしては見守るしかないのですが、早く決着してほしいですね。

相場環境はと言うと、一方的に大きく動きその後だらだらと戻す、EAとしては一番厳しい相場でした。一般的なEAは長い足で方向性、短い足でエントリータイミングを計算するため、短期的には逆張りになります(一般的ということで、全てではありません)そのため、エントリー後の逆行が多くの頻度で発生します。逆行した場合は、その状態によって復活を待つ場合や、損切などの判断が必要になります。大きく動いた後にその後ダラダラと戻す相場ですとエントリー→損切を繰り返すことになります。

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上は最近のドル円1時間足ですが、9日にワクチンニュースで一気に上昇しました。Wボトムネックラインを超えた後、抵抗線2本も上抜く上昇でしたので裁量の方でライントレードをされていた方は大きく取れた場面だったと思います。トレンドフォロータイプですと、上昇シグナルが点灯して、次の押し目でロングでエントリーしようとしますが、この逆張り幅が浅いと損切ラインをすぐに超えます。そして、この状況が一定期間続きます。大きな動きの後は、戻りも、その後の蛇行も大きいためです。
 簡単に言うと、自動売買のプログラムはどこでエントリーし、どこで利確し、どこで損切りするか、この三つを決められたルールで淡々と実行します。そのため、想定の逆行を超えると損きりになりますが、相場が荒いとその後戻ってきますので、損切損??になりやすくなりますし、負けが連続するドローダウンも発生しやすくなります。エントリーの逆張り想定が浅いEAや、損切までの距離が短いEAですと、相場の大きな蛇行で損失が膨らみます。また、エントリーが深いタイプですとエントリー自体が少なく、また損切までの距離が深いタイプですと、一撃で大きな損失を被ります。つまりはバランスが大事なのですが、このバランスが非常に難しいです。来週以降もこのような相場環境が続くと、厳しい状況が続くことになりますね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。