Mirai Investment Laboratory

MT4を使用した自動売買投資システムの研究所

月末という名の試練

こんにちは。うーん、月末は見事にやられてしまいました。月末はポートフォリオのバランス調整でドルが売られやすいと言うことをすっかり忘れてました。思えば昨年の4月の月末に同じくそれまで上げていたUSDのリバランスが起こり、USDが売り込まれましたが、相手通貨のEUR,GBPが買い込まれて上昇。手ひどい負けの経験を思い出しました。市場は英国の離脱を織り込んでいますが、上がりやすい流れだったと思います。
おたまじゃくしカップに出している我がBritainkingですが、レンジ逆張り系のロジックのほかに、押し目を狙うトレンドフォロー系のロジックも実装させております。レンジの反転狙いで思わぬ含み損になった経験からこのマルチロジックのデュアルエンジンで稼動するEAを思いついたのですが、、肝心のトレンドフォロー系のロングポジションが8pipsぐらいで利確されてしまいました。こちらのほうは少し決済ロジックの調整が必要かもしれません。1月は2回ショートポジションがSLになっておりまして、1回目は救済ロングの発動は無しでしたが、こちらはショートポジションエントリー前にロングが走っていました。中短のトレンドをみますので、デイトレードレベルではロング、スキャルピングレベルではショートとEAが判断したものと思われます。ここまでは戦略どおり微損で終了のはず、、、Lot戦略もロングポジションのほうがLotをやや大きくしております。というか、ここはリスク計算で大きくなります。結果、ストラテジーは当たりましたが、、戦術levelで失敗のトレードになりました。。。ショートポジションはTP直上で反転、ロングポジションは2回目の軽めのスイング高値で決済。ショート-80pips+ロング+8.5pipsで合計-71.5pipsのマイナスでした。まあティックデータに基づき計算しているだけですので、数値が合えば決済しますよね。。そういう設定でしたので。

まあ、良くも悪くもデーターに基づきエントリーを繰り返すEAですし、自分が納得し使用しておりますので、2月以降も継続して使用します。

 
それでは今月のトレード結果ですが、今月はユーロドルEAが覚醒しました。
画像はVTrader_X2_EURUSDの昨年からの収支グラフです。+10%まで押されていた収支がここ一ヶ月で+26%までゲインしました。ユーロドルはここのところ下落トレンドを形成していましたので、完全に相場が合ったと思われます。

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エントリーもかなり頻繁に入りました。不調のポンドドルのカバーが十分に出来た感じです。

まずは、VTrader_X1からですが、1月は好調で184Pips取れました。GBPは最終でSLしましたが、それでもトータル84pipsは取れましたので十分です。

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続いて、VTrader_X2ですが、こちらはEURUSDがよく働いて切れましたので、GBPの最終SLを考慮しても+18.49%と大躍進です。獲得Pipsも255Pipsと大幅にアップしました。GBPUSDの獲得数が67.8pipsですので、EURUSDだけで190pips近くを稼ぎ出しました。

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こうしてみるとやはりポートフォリオは重要で、特に相関性の低いEAを同時に稼動することは大事なんだと分かります。正直、昨年はEURUSDが相当足を引っ張っていたので、ロジックの改修なども検討していました。しかし、相場は変わるもの。じっと耐えてきた甲斐あったのか、ユーロの大躍進で終了できました。ただ、2月以降は英国がユーロ離脱をした最初の週ですし、コロナウイルスの世界的なパンでミックもありますので、更に相場環境が変化するかもしれません。やはりチャンスをじっと待ち、勝てるときに勝つ。裁量もEAも運用はそう変わりません。勝てるときまで生き残ること。余力を残しておくことが重要だと常に思う事にしています。


また、EA-BANKに出しているメンバーも今月はプラスになった模様です。

PoundMaster:161.5pips
EuroMaster:179.7pips

と2つとも大幅なプラスとなりました。
しかし、PoundMasterは運用ブローカーによって収益にばらつきが出たかなとも思います。私はフォワードをECN(またはECN相当)口座で運用しておりますが、スプレッドがある程度広い海外スタンダード口座ですと、SLが多少多くなる傾向があり、収益が低下します。この違いは実にスプレッド差だと思います。PoundMasterはTPを狙いに行くEAとして開発したEAですので、TPラインで反転すると、一方はTP、一方はSLまたは損切と大きく収益性が変わります。この辺りは複数のCloseロジックでカバーしようと思っていますが、現在改良中ですのでリリース時期が分かりません。そのため現在ECN口座で運用できるTrader'sProへ出品するか、または配布型にするのか検討しています。配布型での提供についてですが、こちらはコピーガードなどセキュリティ面で業者と折衝中です。Trader'sProですといくつかのブローカーを使用できるのですが、こちらも若干のSystem改修が必要となります。また、この時期は私の仕事量が多く、なかなかサブワークの時間が取れないといった状況となっておりますので、どちらの選択もしばらく先になりそうです。


ここまで読んで頂きありがとうございました。
2月はどんな相場になるのでしょうか、、おたまじゃくしカップも合わせて楽しみにしています。